心の5つの傷

「五つの傷~心の痛み」をとりのぞき

本当の自分になるために」

(リズ・ブルボー)

 

心の傷は5つ、

「拒絶」「見捨て」「侮辱」「裏切り」「不正」の5つ。

これらの傷は、親との関係で作られるもの。

人は複数の因果のパターンを同時に持っている。

 

「今の自分を認めて、そんな自分を許してあげればいい」

みんながよくいう好きそうな言葉は、他人を許す話、

ではなくて「自分自身を許す」ことが大切。

 

誰でも必ず「傷」をもって生まれてきます。

だから未熟な自分を許す。

 

親が自分にうるさい事を言っていたら

「そんな親でも感謝しなきゃいけない」、

「許してあげなければダメ」とかではなくて、

うるさい親に対して「うるさい!」って

言いたくなる自分を許してあげる。

(無理して「許してあげなくては」と思うと心理の矛盾から

心が崩れて苦しくなる)

 

①★「拒絶」の思いによる傷→同性の親から受け入れられなかった

「自分は親に拒絶されてる」と思っている。

拒絶→「逃避」 自分を苦しめる環境から逃げ出す。

このタイプの特徴は、

色々なことから逃げようとしてしまう。

自殺するタイプ。

何か困った事が起きても人に相談しようとせずに自分で悩み続けてしまう。

タイプ別の見た目の特徴:

痩せていて貧弱、体を正面から見た時、なんとなくバランスが崩れて

中心線がズレている印象。

顔立ちも目や鼻などが、中心から少ズレていてバランスの悪さを感じる。

基本的に根暗で声も小さく目立たないようにしていて、

性格も大人しく、他人と関わると自分が傷ついてしまう事を気にし過ぎているので

「一人でいた方がラク」と考えている。

このタイプは、歳を重ねるに従って逃げが薄まっていくので誰にも頼らず「一人」で

仕事が出来る職人タイプ。

このタイプは発想力やアディアが豊富で、その能力を発揮する

ワークスタイルを選べば、圧倒的に成功しやすい。

 

②★「見捨て」の思いによる傷→異性の親から放っておかれた(見捨てられた)

見捨て→「依存」の仮面 周りの関心を引こうとする

子供を見捨てたわけでなく、

子供がそう勘違いしてしまっているだけです。

身体の特徴としては、逃げ型と同じく痩せ型なのですが、

性格が明るく目立ちたがり屋なので、派手な格好をしたがります。

ただ少し猫背なところがあり、痩せていて猫背だったら

この依存型かもしれません。

先ほどの逃避型の人は、

自分で悩み続けて人知れず自殺してしまうタイプですが、

依存型は「もう自殺するから!」と自分で言いながらも

絶対に自殺をしないタイプです。

基本「依存体質」なので、周りの気を引きたいだけです。

この依存型のタイプはいろいろと依存をします。

ギャンブル依存、旦那に依存、奥さんに依存、友達に依存、同僚に依存…

ただ、これも決して悪いことはないんですよ。

依存型の人は、依存しているから人にものを頼むのが平気なのですが、

かわりに自分が出来ることはやってあげればいいんです。

依存しててもいいので、周りと助け合えば問題ありません。

このタイプは皆と和気あいあいと仲良くなりやすいですし、

人に好かれると霊に好かれやすく憑依体質になりやすいです。

 

③★「侮辱」の思いによる傷→主に母親からバカにされた(貶められた)

侮辱→「マゾヒスト」 自分を放ったらかしで他人の面倒ばかりみる。

このタイプは

『自分は親に侮辱された』と思っている。

なかには『侮辱されたことはないですよ』という、

『隠れ侮辱』もいます。

このタイプの親は、子供のことを自分の思うように

コントロールしようと必要以上に口うるさくしてきた傾向があり、

親はこれを「愛」でやってきたつもりだけど、

子供に苦労させたくないから、親の言うことを聞かせようとし過ぎていまう。

しかし、子供からしたら「自分の意見は何も受け入れてもらえなかった」と思って

結果、「自分は侮辱された」「自分には価値がない」と思ってしまう。

そして地味な服を着たり、目立たない格好をしたり、

「価値がない自分」を無意識に表現しようとしてしまいまう。

その意識が身体に影響して、自ら太ってしまう傾向がある。

比較的太っている人は、このマゾ型で、自分が嫌だった、

「親の嫌な部分」から解放されるため今度は

自分が同じことを子供や他人にしてしまう傾向がる。

このタイプは、

ダイエットをしてもすぐにリバウントしてしまう。

その原因は、このマゾ型の原因である考え方を変えなければ

その因果から抜けられないい。

そして厄介なのが、親から受けたお節介や気遣いを他人に発揮すること。

少し不幸な人を見つけると「こうした方が良いよ」とか

つい、アドバイスをしてしまうので「親切」にも見えますが、

どちらかというと「おせっかい」に、

こういう因果をもっているので一見親切と思われがちですが、

その人の人生の因果までも自分で背負うとしてしまいます。

そしてこのタイプは背負うようになると、

背中に肉がついていき、やたらと肩や首がこってたり

人の分まで背負いすぎるため、骨折や捻挫が増えます。

マゾ型タイプの方はもちろん、ほかのタイプにも言えることは、

人の因果に干渉し過ぎるのはよくない。

なぜなら、その人の人生に起きる出来事は、

その人の成長のために必然的に起きることだから、

 

④★「裏切り」の思いによる傷→異性の親が期待に応えてくれなかった

裏切り→「操作」他人をコントロールしようとする。

このタイプの人は、人を操作しようと思っている。

操作型タイプの人は基本、リーダータイプです。

会社で役職についたり、起業して社長になるようなタイプ。

身体の特徴は、体格がよかったりガッチリしてたりして

筋肉質。

女性の場合は、お尻が大きく安産型で、男は逆三角形タイプです。

操作型タイプの人は、

「いつか自分は裏切られるのではないか?」と

いつも思っています。

そのため、自分が人の上に立っても、

なかなか人に仕事を任せる事ができず、

部下の仕事に干渉し過ぎてしまう場合が多い。

このタイプが上に立って成功するのには、

「上手くできなくても裏切られても受け入れる覚悟を持つ!」

要は受け入れる覚悟を持つこと。

 

⑤★「不正」の思いによる傷→同性の親から評価されなかった

不正→「頑固」 完璧に振る舞おうとする 「腕組みが多い」「顎を噛み締めている」

「肩が凝りやすい」「便秘気味」

「塩辛いものが好き」「カリカリした固いものが好き」「食欲をコントロールしがち」

頑固なタイプ、

体の特徴は痩せているが、身体が真っ平でロボットみたいな体つき。

若い頃から体重が全然変わらないタイプです。

性格は頑固で自分より凄い人を見ると、とても羨ましがる。

完璧主義ってタイプ。

完璧な人間なんて存在しないし、

自分が完璧主義なだけで実際には完璧ではない。

このタイプの人は人から「何か困っていることはある?」

と聞かれても、自分の悩みは絶対に言わない。

完璧主義なんだから、

本当は強がってるだけで、本人はとても苦しい。

不正が嫌いで物事に公平を望むような考え方を持っている。

自分が同僚より給料が少なかったら多くの人は、

「許せない!納得がいかない!」って思うが、

ただ頑固型のタイプの人は、自分が同僚より給料が多い場合でも

「許せない!納得がいかない!」ってなる。

公平を望むような考え方があるから、

このタイプは評価や空間を共有するものへの

公平な評価を望むので結果に合わせた評価の場が居心地がいいです。

適職は、成果型のフリーランスや自営、営業職などで

成績に合わせた報酬があるワークスタイルを選んでいくと

順応性が出来てきて因果を解決する事が出来るようになります。