「子ども虐待という第四の発達障害」
(杉山登志郎 著) の内容を元に引用・作成
★乱れる感情
孤独化、疎外感を持っている。
脳内の緊張が高く、いつもイライラしていて、抑制ができない。
一度泣き出したら、なかなか自分からは泣き止む事ができない
かんしゃくを起こしやすい。
心から楽しんだり、喜んだりできない。
ムラッ気があるとか、怒りっぽいと見られる
生活パターンの変化に適応できず、
※パニックを起こしやすい。
未来に絶望を感じている。
★反社会的行動
過度の刺激を求める。
愛そうとする親や権威のある人に
※攻撃的、挑発的
※反社会的行動
※破壊的行動
衝動や欲求不満に自制がきかない。
自分のしたことに責任を持たず、他人に責任を転嫁する。
自虐的で、動物や自分より弱いものに残酷である。
暴食、過度の偏食、座って食べられない、多動的。
★偏った思考
自分自身、人間関係、人生に否定的な考え方
自分に自信がない。
新しい事やリスクの多い事に挑戦できない
年齢相応の考え方ができない。
(アダルトチルドレンに類似)
忍耐力や集中力が低い。
因果関係がわからないため常識が通用しない
自分のパターンに固執し柔軟な考え方が不可
(スキーマに関連)
★不適切な人間関係
人を信頼しない。
人からの愛や愛情を拒否、自分も与えない。
(ストロークに問題)
倫理観の欠如から良心が育っていない。
他人に愛情を振りまき、まとわりつく、
※他虐行為
自分のまちがいや問題を人の責任にする。
不適当な感情反応で、同年配の友だちができない。
人の目を見ない、見られるのをいやがる。
他人の感情を把握できず共感や同情ができない
★未発達な身体
身体の発達が未熟で小柄な子が多い。
痛みに対して忍耐強い。
触られるのを激しくいやがる。
自分に不注意で
※自虐的でけがをしやすい。
非衛生的になりがち。
★倫理・道徳感の欠如
自分を悪い子だと思っている。
愛することができないと思っている。
有名な悪人や犯罪者にあこがれる。
自画像を書かせると、悪魔の図を書く
(アメリカの場合)
後悔や自責の念がなく、自分を社会の規範の外にいる存在だと思っている。
これらの特徴と合わせて幼少期に
①虐待(肉体的・精神的)、
②育児放棄、
③家庭環境に恵まれなかった。
④母親と死別したなどの場合、ほぼ確定的。