ストロークとは「ふれあい」の事です
ストロークは心の栄養源
「心の栄養素」であるストロークが
不足すると、ストローク飢餓
(ストロークハンガー)
人々は体の栄養は気にするが
「心の栄養」は気にしない。
人間が生きていくためにストロークは
貰いたい、与えたい、
という基本的欲求がある。
◆幼児期においてストロークが不足
すると、
「病気や知恵遅れ発達の遅れ」の症状が
出るほど重要な意味を持っている。
幼児は人の身体的接触がないと
死ぬこともある。
ストロークは
「自分自身の存在」を確認する事
自分の存在感を認め
価値ある人と自分自身にストロークを与える必要がある。
精神分析上では
「自己及び他者の存在を認める働きかけ」
ストロークは
「人の心を開き、やる気にし動機付ける」
大きく分けて
送る側も受け取る側も
肯定か否定か(ないよりまし)
問題は、ノンストローク(拒否も含む)
拒否は「心理的引きこもり」
◆否定的なストロークの環境で育つと、
否定的なストロークを受けることに抵抗がなくなる。
肯定的環境で育つと、その逆で
否定的ストロークは受けない。
儀礼的な社会習慣で遠慮、謙遜などで
肯定的ストロークを受けないこともある。
(否定ではないが結果は似ている)
このタイプは、積極的にストロークは求めない。
(物事にチャレンジする気が少ない)
複数人が集まる場では人は無意識にストロークを交換し合っているが、
どんなストロークを相手に与えているか、
相手がどのように受けとっているかは意識していない。
人間関係が悪化した場合それまで交わしたストロークを解きほぐしてみる必要があり
誤りを防ぐためにも
自分が与えたり受けたりストロークが
否定的になっていないか意識的に分析する必要がある。
(最下段リンク先)
◆ストロークが欠乏すると
問題行動を引き起こす。
軽度であれば職場で遅刻や欠勤の常習。
夫婦間では、会話が少なくなり離婚。
という状況になる。
しかし、重度になると最悪のケースとして
自殺や殺人まで発展してしまう。
肯定的ストロークがないとかまわず
否定的ストロークを求める。Cの反応
※どんなストロークも、ないよりはまし、
★人が自ら行う破壊的、不適応行動の原因
人生の破壊的脚本
マイナスのストローク(ふれあい)
⇒自己否定、他人否定⇒不快感情…
⇒罪悪感、劣等感、怒り、
惨めな感じ⇒破壊的行動、
業績の良い企業は必ずストロークが多い。
企業内でストロークがあると活気に満ち、
結果として業績も良くなる。
良好なコミュニケーション=業績
(行動科学)
例:組織的な雑談、頻繁なミィーティング
企業の場合、深刻な問題を軽視すると倒産にまで繋がる。
◆ストロークのプラス、マイナス
家庭でプラスのストロークを与え続けると明るい家庭になっていく
プラスのストロークを与えると、
プラスのストロークが返ってくる。
マイナスのストロークが減り、よりプラスのストロークを返す事が出来る。
この様な家庭環境を整える必要があるが、
※問題の家族にはこの実感がない。
ストロークの知識もなく甘やかす程度にしか考えていない。
「不登校」「引きこもり」は
ストロークを拒否している欠乏症
家庭では、雑談、ふれあいが基本
多くはストロークを与えないか、
否定的なストロークを与えている。
◆ストロークの放置(経済)5項目
アルコール依存症の患者がどんな家庭環境に生まれ、どんな育ち方を したか?
如何に否定的なストロークをしたか?
共通項目5つ(他の依存症も同じ)
1.ストロークを他人に与えてはならない。
正解は→してもいい
2.欲しいストロークを要求してはいけない。
正解は→してもいい
3.欲しいストロークを受け取ってはならない。
正解は→してもいい
4.欲しくないストロークを拒否していけない。
正解は→してもいい
5.自分にストロークを与えてはいけない。
正解は→してもいい
※結果は、依存症を助長する。
ストロークは交換条件でなく無条件のもの
真の交流をするためには、
これらから解放される必要がある。
◆大切なのは
「否定的ストローク」
「ディスカウント」の区別
※ディスカウント=価値を下げる
ディスカウントは、ストロークの対極にある行為や言葉である。
叩くを例にあげると相手に良かれと思って叩いても、
叩かれる側が存在や価値を軽視する意味で
叩かれたと誤認するとディスカウントとなってしまう。
ストロークは受ける側によって捉え方が
大きく変わってしまう事に注意しなければならない。
苦痛を伴い意欲を削ぐディスカウントは
止めなければならない。
◆ディスカウントを行う領域は3つ
①自分 ②他人 ③組織
一番軽度な場合だと自分や他人の能力に
否定的になる程度だが、
組織では問題が大きいく広がる。
自然な感情をディスカウントすると、
食べ過ぎ、飲みすぎ、買いすぎ、
ゲーム、タバコ、引きこもり、
ゆううつ、など
屈折した方法(心の快感が得られないと身体の快感を求め結果、
体やお金をむしばむ)を選ぶ。
対策
自分の抑えている感情を引き出す。
否定的ストロークにあっても
「私はOKである」という信念を変えない。
それでもカバーできない時は、自分の得意なことをする。
好きな場所に行く、話せる人に会うなど
セルフケャーをする。
◆誰もゆがんだ反応パターンの癖を
4つ持っている。
萎縮、抑圧、逃避、対抗
①萎縮(潜在エネルギーがないAC)
消極的、悲観的
特に親からの影響は、学校ではいじめ、
社会に出てモラハラにあいやすい。
②抑圧(潜在エネルギーがあるAC)
本来の自分を出せない。
③逃避(潜在エネルギーがあるAC)
家出、不登校、引きこもり、萎縮、
抑圧、逃避が重度になると自殺に
行き着く。
④対抗(エネルギーありすぎるRC)
暴走族、不良少年少女
◆ストロークを与える時に大切なのは、
まず相手の
「どの自我状態(P.A.C)にストロークを働きかけるか?」
人の心の核心にピッタリ合いその人が本当に欲しいストロークを
「ターゲット・ストローク」と呼ぶ。
ターゲット・ストロークは、人生に絶大な威力を持っており、会社を再建したり、
人生を変えたりもする。
人との出会いはある意味ストロークと出会う事と同義なため、人との出会いは大切な事となる。
ストロークの与え方、受け取り方、求め方が大切である。
意識を配り、自我状態に対し均等に
ストロークを与える事である。
例:内容により、理性的判断を求める場合はAに対し
複数人にストロークを与える際も、特定の人に偏るのではなく、平等に与える必要がある。
ディスカウントを回避するためには
⇒エゴグラムのAの自我状態を働かせ現実を直視する必要がある。
ディスカウントは各自我状態でも反応が違ってくる。
反抗的なRCからくるディスカウントは、
自分の間違えを認めず他責にし自己正当化する。
AC・CP・RCの高い人は、
ディスカウントしがちなため、
ストロークを受け取る際はFC、A、NPで受け取るのが良い。
自我状態がまだ確立していない時期に
ディスカウントを受けると刺激に反応しながら自我状態を確立してしまうため、
物の見方や考え方にゆがみ(偏った心理的バイアス)を発生させてしまう。
◆反応の特徴は全てCをベースにしている。(エゴグラムとの関係)
1.特に幼少期に強くディスカウント
された人間はCが強くなり過ぎ、
物の見方考え方をCで行ってしまう。
2.Aを使う時もCを通してしか働かず
大人になりきれない状態になり、
問題行動をとってしまう。
◆心理的ゲームとは
「裏面交流」をベースに、
意識下に「否定的な動機を持ちながら」
繰り返し行われるトリックを伴った人とのやりとりで、
自分も相手も後味が悪い結果しか残らないのに繰り返してしまう。
これは幼い頃に構築された
ゆがんだ反応パターンでやりとりする事が
このゲームの土台となっているからである。
心理的ゲームのメカニズムは
「Aでコントロールできない所」で起こるため無意識のうちにゲームの仕掛け人になったり引っかかる人になったりする。
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占いの理想的な条件について書いています。
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