家族のなかで、ありのままの自分で自由に生きられた子どもをワンダーチャイルド
ありのままの自分で生きられなかった子どもをインナーチャイルド
「大人の中に存在する未成熟な子供の状態」
インナーチャイルドのタイプ別特長
ヒーロー[英雄]
何らかの能力に秀で、家族の期待を背負う子
スケープゴート[犠牲の山羊]
家族の中の問題児役
ロスト・ワン[忘れ去られた子]
存在しないかの様に息を潜めている子
プラケーター[慰め役・小さなカウンセラー]
辛そうな家族に寄り添う子
クラン[道化役]
家族に笑いをもたらそうとする子
イネイブラー[支え役・偽親]
親のように家族のお世話をする子
-
家族の内外で評価され、家族がさらなる活躍を期待することで、それに過剰に応え続けようとする。自分の活躍で冷えた両親の関係が一時的によくなったりするため、がんばりすぎてしまう。
-
関心を引くために好ましくない行動をとる。一家の負の部分を背負い込まされ、「この子さえいなければ、すべては丸く収まるのではないか」という幻想をほかの家族が抱くことで、家族の崩壊を防ぐ役割となっている。非行に走っているように見えるが、実はこのタイプということもある。ヒーローの逆のタイプ。
-
目立たず静かにふるまい、普段はほとんど忘れられている。家族の人間関係から距離を取り、心を守るための行動である[38]。
-
プラケーターの亜種。道化師のような行動で家族間の緊張を和ませる潤滑油的存在で、家族の目を問題からそらす。表層的にはペットのようにかわいがられる。
-
家族の中で暗い顔をしているものを慰め助け、カウンセラーのような役をする。
-
家族のほかのメンバーに奉仕することで、自分の問題と向き合うことを避ける。家族の中で親のような役割をするため偽親とも呼ばれ、第一子がこうした役目になることが多く、第一子が別のタイプになった場合はその下の子どもがイネイブラーとなることもよくある。ダメな母親の代わりをすることで、父親と情緒的近親相姦になることもある。